真菌について知っていますか?
- Yoshiko Omura
- 5月2日
- 読了時間: 3分

腸内環境の話題が広く知られるようになり、 腸内細菌のバランスを整えることが、健康づくりに欠かせないという認識は、今や一般的になりました。
リジェナーでも、腸内細菌に着目した検査・解析を行い、 食事や生活習慣を通じて、腸内フローラを整えるサポートを行っています。
真菌(しんきん)って、そもそも何?
真菌とは、カビや酵母の仲間で、腸の中にも少数ながら存在しています。 代表的なものに「カンジダ菌」があり、普段は問題を起こさない常在菌のひとつです。
ただ、 ・抗生物質の服用 ・甘いものの過剰摂取 ・ストレスや免疫力の低下 といった要因が重なると、真菌が過剰に増えて体調不良につながることがあります。
リジェナーでは、なぜ真菌の検査をしていないの?
リジェナーでは、真菌の直接的な検査は行っていません。 その理由のひとつは、私たちが「腸内細菌のバランスが整えば、真菌は暴れない」と考えているからです。
つまり、真菌だけをターゲットにして除菌したり、恐れたりするのではなく、 腸内全体の環境(特に細菌の多様性と安定性)を整えることが最優先という立場です。
それでも“知識”としては必要です
とはいえ、実際に腸内フローラ検査を受けた方からは、
「カンジダ菌って何ですか?」
「腸管カンジダが不安です」
「“ダイオフ”ってどう対応すればいいの?」
といった質問が寄せられることも少なくありません。
SNSやネット上では「抗真菌サプリ」「極端な糖質制限」など、 やや過剰な対策や不安をあおる情報も多く見られます。
だからこそ、冷静でバランスの取れた知識を持っておくことが重要です。
真菌=悪者ではない?
真菌の中には、パン酵母や麹菌のように人の健康や生活に役立つものもあります。 腸内では、細菌と真菌が共に生き、影響し合いながらバランスをとっているのです。
真菌を「悪いもの」と決めつけず、 「どう関わっているのか」を知ることが、腸内環境の理解を深める鍵になります。
こうした知識を学ぶ機会として、 真菌と腸内細菌の関係をわかりやすく解説する講座を開催します。真菌の検査はしていなくても、 「知っているかどうか」で対応力や安心感は大きく変わります。
腸内環境を“立体的に”理解したい方に、ぜひおすすめの講座です。
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*特別講座のご案内*
日時: 5/23(金)20:30-21:30
テーマ: 第1回:「真菌と腸内細菌①」
講師: 内科医 安東加恵先生
この講座は通常はマイクロバイオームアカデミー®有料会員向けですが、今回は特別に一般の方もご参加いただけます。
参加費: ¥2,750(税込)
申込み期限: 5/21(水)
アーカイブ: 後日配付予定
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