“どの検査でも解析できる”が武器になる
- Yoshiko Omura
- 9月28日
- 読了時間: 3分

検査販売員から“マイクロバイオームの専門家”へ
多くの腸内フローラ解析講座は、検査数を伸ばすために検査会社と連携しています。
その結果、他社の検査を解析できない解析士を育ててしまっているのが現状です。
腸内フローラ検査は、検査会社によって菌名の表記やレポート形式がまったく異なります。 一つの検査会社に限定して解析を学んでしまうと、他社検査を受けたお客様に十分なアドバイスができません。
お客様が本当に求めているのは、
「自分の体を理解し、改善するための具体的なアドバイス」。 解析士は“どの検査でも読み解ける力”があってこそ、信頼される存在になれます。
他社レポートに挑むときの3つの壁
1. 名前の壁
例:ある会社は「バクテロイデス属」と表記しても、別の会社では「フォカエイコラ属」と異なる名前が使われることがあります。
同じ菌種でも使用データベースの年度やバージョンによって呼び名が変わるため、単純比較はできません。
2. データの壁
あるレポートは占有率の高い属を5つだけ表示、別のレポートは疾患リスクを強・中・小で区分するなど形式がさまざま。
相対値か絶対値か、表示項目の違いを理解しながら読み解く力が必要です。
3. 解釈の壁
「酪酸産生菌」と一括りにしていても、どの菌が含まれるかの基準は会社ごとに異なります。
そのままのラベルを信用すると誤解につながります。
解析士が磨くべき対応力
分類学の理解
▶︎ 古いデータと最新データの違いを把握し、学名や分類変更に対応する。
検査会社ごとの特徴把握
▶︎ 判定の出し方や独自分類のクセを理解しておく。
“検査の限界”を伝える力
▶︎ 見えない部分や推測に過ぎない部分を正直に説明し、顧客と共有する。
実例:対応力が安心を生む
あるお客様は他社の検査レポートを持参し、「動物性タンパク質や脂質をほとんど摂っていないのに、“お肉の取り過ぎ”と指摘されました」 と不安を訴えていました。
リジェナーのIFD解析士が他の細菌との組み合わせを確認すると、実際には炎症の影響で数値が上がっていたことが判明。
むしろ不足していたのは良質なたんぱく質でした。
的確な説明により、お客様は安心して具体的な食事改善に取り組むことができました。
まとめ:対応力が信頼をつくる
どの検査でも解析できる対応力は、単なるスキルを超え、顧客に安心感を与える専門家としての証です。 だからこそ、リジェナーで学んだIFD解析士が選ばれる専門家と活躍できる所以です。
菌ドック(腸内DNA検査)・マイキンソー・リフローラ菌検査・HEM Pharma など、国内外の主要検査会社のレポートをカバーしています。
次は選ばれる解析士になる3つの条件
その③腸とホルモンを結ぶ驚きのメカニズムをお読みください。腸とホルモンを結ぶ驚きのメカニズムを、ぜひお楽しみに。




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